寒い季節になってくると、暖房のきいたリビングから廊下へ出たときに“ヒヤッ、寒い”と感じることがありませんか。実は、これが生命を危険にさらす「ヒートショック」に結びつく可能性があります。特に高齢者や、高血圧・糖尿病の持病を持っている方は注意が必要です。
既にお住まいの住居でもあまりお金をかけない改修・リフォームを行い、また暮らしの中でのちょっとした工夫によりヒートショックを防ぐ住環境づくりはできると言います。
家の中の温度差をなくす住まいの改修
家の中の温度を一定にする改修例
●断熱改修
壁や床、天井裏などに断熱材を入れることで寒さを軽減しましょう。
昔の家は現在と違い断熱材の基準がなく、入っていない家も多く、また、断熱材が入っていても湿気等経年劣化で痩せている場合もあるので、築年数の高い場合は、床、壁や天井を開けるときがあれば確認してみましょう。
●窓を替える
熱の出入りがいちばん激しい窓を保温性の高いものに改修すると、夏涼しく、冬は暖かくすごせます。冬の結露防止にも効果的。方法は次の2つをお勧めします。
①ガラスが2枚合わさった間に乾燥空気が入った「ペアガラス」に変える。
②既存のサッシの内側にもう1つ「内窓」を取り付け、「二重サッシ」にする。
●陽ざしを取り入れる
天窓などで太陽光を取り入れると、明るく、暖かくすることができます。
※夏は暑くなりすぎることがあるので注意が必要。
●浴室乾燥機の新設
寒い浴室を温める機器を新設。扉を開けておけば脱衣所まで暖かくすることが できるので、ヒートショック対策にかなり有効です。
※機器の設置の他、配管工事が必要となり、比較的大きな改修。
●浴室をユニットバスに
断熱材を入れることができ、床、壁、天井が一体になるので暖かくなる。冷たくない床材や、お湯が冷めづらい浴槽などもあるので、浴室の環境は各段に良くなります。
寒い冬が来る前に、ぜひ対策をご検討下さい。
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